「お伽草紙」太宰治
青空文庫
笑えるんですよこれが!!
「瘤取り爺さん」「浦島太郎」「カチカチ山」「舌切雀」のパロディ
というのかな。
おおまかな流れは元の物語と同じなのですが,設定がちょっと現実的になっていたり,
細かい違和感や矛盾のあげ足を取りつつ,突っ込んでおられます。
雰囲気はちょっと芥川っぽい気がしますね。
たとえば「浦島太郎」では,絵本でおなじみの亀の姿恰好にまず突っ込みを入れています。
以下、その要約。
亀には淡水に棲むものと海水に棲むものとあるわけだが、
絵本で馴染みのある浦島の亀は爪が生えていて、どうやら淡水のように思われる。
とすると、海に入ったとたんに死んでしまう。
海水の亀ならばタイマイなどにすべきであるが、タイマイは小笠原や琉球のような南に棲むものだという。
浦島を琉球人にしようかとも考えたが、彼は昔から丹後(京都辺り?)の人だと決まっているようであるから、
さすがの私も歴史を変えてしまうのはどうかと思うので、ここは、確か形状が淡水の亀に近い赤海亀ということにしておこう。
うんぬん。
・・・っ ちょっwww
ツボったwww
その後も,一向に竜宮城の存在を信じない高貴ぶった浦島と,小憎らしい亀のやりとりが続いたり,
これは皆さまもどこかで思ったかもしれない,なんで渡したしwという玉手箱にも切り込んでいきます。
亀の形、言われてみればそうだった気もしましたが、今はちゃんと(笑)ウミガメの形した亀が描かれていることも多いですよね。
浦島以外のお話もおもしろいです☆
「太宰は暗くて孤独な感じがして,なんか好きになれないんだよね〜」
という方はぜひ読んでみてください!
イメージが変わること間違いありません!
「文学少女」でも遠子先輩が必死に,「もういい加減いいんじゃない?w」って思うぐらい太宰作品を並べあげてましたが,その中にも出てきてます。
でもそんなタイトルは忘れてしまっていて,読むほんとのきっかけはやっぱりネットで
太宰のWikiに
「深刻な作品のみを挙げて太宰文学を否定した三島由紀夫は、大藪春彦から「それなら君は『お伽草紙』を否定できるか!」と詰め寄られて、一言も言い返せなかった」
とあったことです。
そういえばそんなお話があるらしいね。と思い出し,ものすごく気になったのです。
でも「お伽草紙」が入っている文庫には他のお話もいっぱい入っていたため,
とりあえずこれだけ読みたかったので初めて電子図書館「青空文庫」で完読いたしました!
こんなのあるんですね〜。長編もたくさんあるみたいですよ。
アナログ縦書派な私には漱石とか長いのを青空文庫で読むのは厳しいですが,お伽草紙ぐらいパッと読めるものならオススメかも^^
上にリンクさせておりますので、のぞいてみてくださいね♪
ただ,小さい"やゆよ"や"つ"が大きかったり,古いひらがなが使われていたりするので,
表記が見にくいかもしれません。
オースティンゆかりの地めぐりはしたので,太宰ゆかりの地めぐりもしたいですね〜。
津軽です。
シュウさん,一緒に行きませんかw
1日はそれぞれ別行動で記念館観賞,あとは一緒に観光でw
岩手の宮沢賢治記念館と,近くはないけど,県境辺りに泊まればなんとかなるはず?笑
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*恐れ入りますが,コメントいただける際には,
">"と"<"の半角は使われないようお願いいたします。
(途中で切れてしまいます!全角なら大丈夫です。)
>画像 イメージ。・・・まあ、風間くんですけどね。笑
浦島の着物わかんね。
青空文庫
笑えるんですよこれが!!
「瘤取り爺さん」「浦島太郎」「カチカチ山」「舌切雀」のパロディ
というのかな。
おおまかな流れは元の物語と同じなのですが,設定がちょっと現実的になっていたり,
細かい違和感や矛盾のあげ足を取りつつ,突っ込んでおられます。
雰囲気はちょっと芥川っぽい気がしますね。
たとえば「浦島太郎」では,絵本でおなじみの亀の姿恰好にまず突っ込みを入れています。
以下、その要約。
亀には淡水に棲むものと海水に棲むものとあるわけだが、
絵本で馴染みのある浦島の亀は爪が生えていて、どうやら淡水のように思われる。
とすると、海に入ったとたんに死んでしまう。
海水の亀ならばタイマイなどにすべきであるが、タイマイは小笠原や琉球のような南に棲むものだという。
浦島を琉球人にしようかとも考えたが、彼は昔から丹後(京都辺り?)の人だと決まっているようであるから、
さすがの私も歴史を変えてしまうのはどうかと思うので、ここは、確か形状が淡水の亀に近い赤海亀ということにしておこう。
うんぬん。
・・・っ ちょっwww
ツボったwww
その後も,一向に竜宮城の存在を信じない高貴ぶった浦島と,小憎らしい亀のやりとりが続いたり,
これは皆さまもどこかで思ったかもしれない,なんで渡したしwという玉手箱にも切り込んでいきます。
亀の形、言われてみればそうだった気もしましたが、今はちゃんと(笑)ウミガメの形した亀が描かれていることも多いですよね。
浦島以外のお話もおもしろいです☆
「太宰は暗くて孤独な感じがして,なんか好きになれないんだよね〜」
という方はぜひ読んでみてください!
イメージが変わること間違いありません!
「文学少女」でも遠子先輩が必死に,「もういい加減いいんじゃない?w」って思うぐらい太宰作品を並べあげてましたが,その中にも出てきてます。
でもそんなタイトルは忘れてしまっていて,読むほんとのきっかけはやっぱりネットで
太宰のWikiに
「深刻な作品のみを挙げて太宰文学を否定した三島由紀夫は、大藪春彦から「それなら君は『お伽草紙』を否定できるか!」と詰め寄られて、一言も言い返せなかった」
とあったことです。
そういえばそんなお話があるらしいね。と思い出し,ものすごく気になったのです。
でも「お伽草紙」が入っている文庫には他のお話もいっぱい入っていたため,
とりあえずこれだけ読みたかったので初めて電子図書館「青空文庫」で完読いたしました!
こんなのあるんですね〜。長編もたくさんあるみたいですよ。
アナログ縦書派な私には漱石とか長いのを青空文庫で読むのは厳しいですが,お伽草紙ぐらいパッと読めるものならオススメかも^^
上にリンクさせておりますので、のぞいてみてくださいね♪
ただ,小さい"やゆよ"や"つ"が大きかったり,古いひらがなが使われていたりするので,
表記が見にくいかもしれません。
オースティンゆかりの地めぐりはしたので,太宰ゆかりの地めぐりもしたいですね〜。
津軽です。
シュウさん,一緒に行きませんかw
1日はそれぞれ別行動で記念館観賞,あとは一緒に観光でw
岩手の宮沢賢治記念館と,近くはないけど,県境辺りに泊まればなんとかなるはず?笑
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*恐れ入りますが,コメントいただける際には,
">"と"<"の半角は使われないようお願いいたします。
(途中で切れてしまいます!全角なら大丈夫です。)
>画像 イメージ。・・・まあ、風間くんですけどね。笑
浦島の着物わかんね。