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Channel: MON CAHIER CAPRICIEUX
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「のぼうの城」

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レビューが続いていますね。ごめんなさいっ
でもこの作品は早く皆さまに教えてあげたかったんですーっwww
よかったものほど、自分の口下手さが嫌になりますねぇ。。
とにかく、激しくオススメします!


「のぼうの城」和田竜
小学館文庫

あらすじ・・ 書くのというか写すのも面倒くさいので省きます!(えへん!
とりあえず、

■戦の話である
■成田長親=のぼう様(でくのぼう)=人がいい
■長親の忍城勢が対するは、関白豊臣秀吉の家臣・石田三成
■語り部的存在は、長親と幼少からの友であり、武術に長け頭もよい正木丹波

以上をなんとなく頭に入れておけばオッケー!


「告白」が大賞とった2009年の,本屋大賞2位の作品です。

上下巻か〜時代ものだしな〜きついかな〜
と考えていたのですが、実物見るとかなり薄い。そして字が大きい気がする。
これぐらいなら1冊にまとめてよね、高くつくじゃん!と思いながら購入しました。


戦が始まる前までは,勝手な振る舞いをする和泉に腹が立ったり,
ぱっとしない長親にイラッとしたりしましたが,そんな個性豊かな彼らが
決めるところではビシッ!と決めてくれるものだから,実に爽快!!!!!!!!!!
うわぁ,なにこれ面白すぎる!!!!!!!!!!
超気持ちいい!!!!!!!!!!
大興奮です。

とにかく、男たちがカッコイイ!!!
みんな,目がギラギラしてるんだろうなぁという,すげープライドの持ち主です。忍城勢も、三成も!!
誇り高い!カッコイイ!みーんな,漢!です!
忍城・成田家当主氏長の娘である甲斐姫までもが男らしい!笑
ほんのり可愛らしいトッピング程度に,色恋沙汰もあります☆

「のぼう様」を中心に皆が,百姓までもが一つになっていく様は,とても痛快で爽快。
"ハリウッド映画のような爽快感"と杏さんが帯で言っていますが,全然大げさではありませんよ。
それどころか下手なアクション映画より百倍おもしろい!
読んでいると,こちらも盛り上がってくるので,一気に読みたい作品ですね。
上巻の後ろ半分ほどを朝の電車で読んだのですが,読み終わってしまい,
「くそーっどうして下巻を持ってこなかったんだ今日ー!!!」と悔みました。笑
帰りの電車で読みたいよー本屋で買っちゃおうかな(家にあるけど)とまで思った。
いいところで終わるんですよ上巻が!!笑


これは映画化,相当気合い入れてセンスよくやってくれないと,
ちゃっちくなっちゃうんじゃないか?
小説でもこんなに迫力があって,しかもテンポよくまとまっているんですもの。
・・って,もう撮影済みか。。
主題歌は「どろろ」がミスチル「フェイク」だったように,意外なロック調のものとかカッコイイと思うのだけれど。^^/
そこまで壮大な感じではないんですよねー。
「アシタカせっき」とかみたいな壮大さでは・・ あ〜でも,ちょっと似合うかなw
観てみたいですね。残念になっちゃってるかどうか見るのが怖いですが。
監督は犬童一心。ちょびっと心配w 「タッチ」は観たなー。
今年の秋公開だそうです。誰か一緒に行きませんか。

美人キャラがいると勝手にキャスティングしたくなる私。笑
真黒い瞳の,おてんば・・というより若干暴力的な甲斐姫の脳内キャストは,石原さとみ。
読み終わってから映画サイト見たらちがtt
忍城側である丹波・靱負(ゆきえ)・和泉のキャストは最高です!
特に丹波と靱負!!丹波と靱負!!
長親は野村萬斎なのですが、想像できない・・上手そうですよね。

「告白」も面白かったですが,
本屋大賞は"お客様にオススメしたい!!"という観点で選ばれているようなので,
私だったら,う〜ん,痛快好きなので「のぼうの城」に投票かな!
何も考えずに読めますv読んだあとは調子に乗っちゃいそうなぐらい元気になる。笑
あああ「完全恋愛」にやられたと思ったけど,一瞬でのぼう様に抜かれました。。
やっぱり,本屋大賞受賞作品って面白いんですねぇ。
専門家でも批評家でもない人が選ぶところがポイントなのかもしれませんね♪
今年の大賞・・・ビブリアはどうなるかな〜♪
怪物「ジェノサイド」がいるからなぁ〜って言ってる方がいました。



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      下記ぜひぜひ見ないでくださいね!-☆キラッ)







抑揚がとてもよくついています。
氏長の「関白に降参」計画を聞いて皆がバラバラになり,
ちょっとイライラはらはらさせられるのですが
長親の言葉で皆に士気がやどり,戦をすることに決める場面は感動いたしました。
その後,清々しい戦を繰り広げ,またも長親の機転で水攻めからも無事逃れた忍城勢。
しかしここで,水に飲み込まれた田を見て「戦さえなければ・・」と,
長親が言うなら仕方ないと戦に協力した百姓から,士気が消えます。
そこからまた、どうやってのぼう様が城を持ち直すのか。秘策は本当にあるのか。
「あるよね、そりゃ」と思っていたってドキドキするんですよ!
最後の打ち負かし方は痛快というより、人情寄り。
全くのぼう様の人柄だけで、人が動いたという感じですね。それもまた温かみを添えてよろしい。
戦だし、敵は天下の秀吉だし、負けるのは仕方ないけれど、
そんな中にも男達の意地と誇りと浪慢が詰め込まれていて、いやあ、最後までよかった!
三成も、敵だったから憎かったけど、いい奴でした!笑
「よき戦にござった」 って、かっこよすぎだし!!!
乱世ならではの、粋な物語ですね!
でも解説読むまで忘れていましたが、確かに「のぼう様の手柄」って何なんでしょうね?
これは和田先生に小一時間、話を聞かねばなるまい。笑







>画像  クロトワ 模写(「風の谷のナウシカ」原作)
     しぃぺ。

将軍といったらこの方かしら、ということでvv

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